JCBカードの督促を無視した私の体験談
正直、こんな話を人に話すのは恥ずかしい。でも、今同じ状況で悩んでいる人がいるなら、少しでも参考になればと思って書くことにした。
私は今、ブラックリストに載っている。クレジットカードは作れないし、ローンも組めない。全部、JCBカードの支払いを滞納し続けた結果だ。
あの頃は本当に余裕がなかった
JCBカードを作ったのは3年前。当時は会社員として普通に働いていて、給料も安定していた。カードは便利だった。ネットショッピングも簡単だし、ポイントも貯まる。気づけば、生活のあらゆる場面でカードを使うようになっていた。
問題が起きたのは去年の春。会社の業績悪化で給料が大幅にカットされた。それでも生活水準は簡単には下げられない。家賃、光熱費、食費…。気づけば毎月の支払いがギリギリになっていた。
そして、ついにJCBカードの引き落としができなくなった。
最初は「来月には絶対払える」と思っていた。でも、来月になっても状況は変わらず、むしろ悪化していった。滞納額はどんどん膨らんでいった。
知らない番号からの着信が止まらない
支払いが遅れた次の日から、携帯に知らない番号から電話がかかってくるようになった。
0120-362-633
この番号、見覚えがなかった。最初は詐欺かと思って無視していた。でも、毎日かかってくる。朝の9時、昼の12時、夕方の5時。1日に3回も4回もかかってくることもあった。
ある日、気になってネットで調べてみた。すぐに分かった。JCBカードからの督促電話だった。
「やっぱりか…」
そう思ったけど、電話に出る勇気はなかった。出たところで「払えません」としか言えない。そう思うと、電話が鳴るたびに心臓がバクバクした。
仕事中も、電話が鳴るたびにビクッとした。「またJCBからだろうか」と。友達と遊んでいる時も、電話が鳴ると一瞬で気分が沈んだ。
精神的に本当にきつかった。
自宅に届き始めた督促状
電話を無視し続けていると、今度は自宅に郵便物が届くようになった。
最初は普通の白い封筒だった。中を見ると「お支払いのお願い」という丁寧な文面。でも、払えるお金はない。封筒はそのまま机の引き出しに押し込んだ。
それから数週間後、今度は「重要」と書かれた赤い封筒が届いた。中を見ると「至急ご連絡ください」という文字が目に飛び込んできた。でも、やっぱり払えない。
郵便物はどんどん増えていった。毎週のように何かしらの封筒が届く。そのたびに、家族にバレるリスクが高まっていく。
そして、ついにその日が来た。
家に帰ると、母親が玄関で待っていた。手には、JCBからの督促状があった。
「これ、何?」
全部バレた。
母親は何も言わなかったけど、その表情が全てを物語っていた。失望、怒り、悲しみ。色々な感情が混ざった表情だった。
「なんで相談してくれなかったの?」
その言葉が、今でも胸に刺さっている。
ブラックリストに載るとこうなる
督促を無視し続けた結果、私は信用情報機関のブラックリストに載った。
正直、ブラックリストって都市伝説みたいなものだと思っていた。でも、現実だった。
まず、新しいクレジットカードが作れなくなった。試しに楽天カードに申し込んでみたけど、即座に審査落ち。他のカードも全部ダメだった。
次に困ったのが、携帯電話の機種変更。分割払いができないから、10万円近い端末を一括で買うしかなかった。そんなお金、あるわけない。結局、中古の安い端末を買った。
そして、一番ショックだったのが、車のローンが組めなかったこと。通勤に車が必要で、中古車を買おうとしたんだけど、ローン審査に全く通らなかった。結局、親に頭を下げて借金した。
今の時代、クレジットカードがないと本当に不便だ。Netflixもサブスクも全部使えない。Amazonの買い物も、いちいちコンビニ払いか代引き。手数料もバカにならない。
もし今、同じ状況の人がいるなら
この記事を読んでいるあなたが、もし今、JCBカードの支払いが遅れていて、督促電話がかかってきているなら、お願いだから無視しないでほしい。
私は「どうせ払えないから」と思って、電話も督促状も全部無視した。でも、それが一番ダメだった。
無視すればするほど、状況は悪化する。遅延損害金は増えていくし、最終的にはブラックリストに載る。そうなったら、生活が本当に不便になる。
もし支払いが難しいなら、まずはJCBに電話して相談してほしい。分割払いの相談もできるし、場合によっては債務整理という方法もある。
とにかく、無視だけはしないでほしい。
今でも後悔している
あの時、もっと早く誰かに相談していれば。もっと早くJCBに電話していれば。
今でも後悔している。
ブラックリストに載ってから、もう1年以上経つ。信用情報が回復するまで、あと4年はかかる。その間、クレジットカードは作れないし、ローンも組めない。
この5年間、私は不便な生活を強いられる。全部、自分のせいだ。
でも、もしこの記事が、同じ状況で悩んでいる誰かの役に立つなら、こんな恥ずかしい話を書いた意味があると思う。
どうか、私のようにはならないでほしい。